まりさん

先生、長男(年中)がブロック遊びに夢中で、最近は「ロボットが動くところを見たい」ってよく言うんです。ママ友からヒューマンアカデミーの話を聞いたり、別の友達はクレファスに通わせてたり、それぞれ料金も対象年齢もバラバラで……。オンラインの英語やプログラミング教室とは違って、ロボット教室って高そうなイメージもあって、正直どこから比べればいいのか分からなくなっています。

高橋先生

分かります。ロボットプログラミング教室は、月謝だけでなく入会時にキット代がかかることが多く、総額が見えにくいんです。今日は主要な4社「ヒューマンアカデミーロボット教室」「LITALICOワンダー」「Crefus(クレファス)」「ロボ団」を、料金・対象年齢・受講形式で横並びにします。各社の公式サイトで確認した2026年7月時点の情報を使うので、金額の比較にそのまま使ってください。

「ロボットプログラミング教室」と画面だけの教室は何が違うの?

プログラミング教室には大きく2種類あります。1つはScratchやデジタネのように画面上でキャラクターを動かすタイプ、もう1つは実際にロボットを組み立てて、モーターやセンサーをプログラムで動かすタイプです。ロボット教室では、ブロックを組み立てる工作の時間と、組み立てたロボットを動かすプログラミングの時間が両方あります。「作る」と「動かす」がセットになっている分、月謝に加えてロボットキット代がかかる教室がほとんどです。

まりさん

なるほど、だから画面だけの教室より高くなりやすいんですね。うちの子はまさに「組み立てる」方が好きそうなので、ロボット教室が向いてるかもしれません。

高橋先生

はい。ブロック遊びや工作が好きで、動くものを自分の手で作りたいという子には合いやすいです。逆に、まだ「作る」より「ゲームを作りたい」という興味の子には、無料で試せるScratchやデジタネから始める方法もあります。今日は「組み立てる方が好き」というお子さん向けに、ロボット教室4社を比べていきましょう。

ロボットプログラミング教室4社比較一覧表

それぞれ公式サイトで確認した2026年7月時点の情報です。Crefusのみ公式FAQで「細かな金額は教室によって異なる」と明記されているため、目安として読んでください。

項目 ヒューマンアカデミーロボット教室 LITALICOワンダー(ロボットコース) Crefus(クレファス) ロボ団
月謝(税込) 11,550円 教室29,700円〜/オンライン33,000円〜 目安1.5万円台〜(教室により異なる) 9,800円〜15,800円(コース別)
入会時費用 入会金11,000円+キット代33,000円+タブレット代16,000円 入塾金16,500円のみ 入会金・キット代・初月分月会費が必要(金額は教室により異なる) 入会金・教室維持費あり(金額は要問い合わせ)
対象年齢 年中〜中学生(5段階のコース) 年長〜高校生(クリエイト/テクニカルの2コース) 年長〜(Kicksコース)/小3〜(Crefus本科) 年長〜(5段階のコース)
受講形式 教室のみ、月2回・1回90分 教室(90分)/オンライン(60分)、月4回〜 教室のみ、年42回・1回90分 教室のみ、月3回・1回50分または80分
使用教材 独自ロボットキット(購入制) レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシック(購入制) レゴ®エデュケーションSPIKE(購入制) レゴ®エデュケーションSPIKE™プライム(貸出制)
無料体験 ✅(教室・オンライン両方)
教室数の目安 全国47都道府県に2,000教室以上 1都3県中心+オンライン全国対応 公式サイトで要確認(フランチャイズ運営) 全国100教室以上

※上記は2026年7月時点で各社公式サイトを確認した情報です。料金・コース内容は変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

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まりさん

こうして並べると、月謝だけ見るとロボ団が安く見えますけど、入会時の費用がどこも別にかかるんですね。ヒューマンアカデミーは入会時だけで6万円くらいになりそう……。

高橋先生

そうなんです。ヒューマンアカデミーは入会金11,000円+キット代33,000円+タブレット代16,000円で、初回だけで6万円前後になります。一方でロボ団は教材が貸出制なので、キット代の一括負担がありません。「月謝の安さ」だけでなく「初期費用の総額」まで見て比べることが大切です。それぞれの詳しい特徴を見ていきましょう。

各教室の特徴・詳細

ヒューマンアカデミーロボット教室

料金:月謝11,550円(税込・テキスト代込み)。入会時に入会金11,000円、ロボットキット代33,000円、専用タブレット代16,000円(ベーシックコースは任意、ミドルコース進級時は必須)がかかります。

サービス内容:プレプライマリー(年中・年長)→プライマリー(幼児〜小学校低学年)→ベーシック(小学生)→ミドル(小学生・プログラミング本格開始)→アドバンス(小学校中学年〜)という5段階のコース設計です。月2回・1回90分(基本製作と応用実践)で、コースごとに最大25体のロボットを製作します。

メリット・デメリット:全国47都道府県に2,000教室以上、在籍27,000名超という規模が最大の強みで、引っ越しても近くの教室を見つけやすいです。一方で、入会時の初期費用がまとまった金額になる点、コースが進むごとにタブレット代など追加費用が発生する場合がある点は事前に確認しておく必要があります。

LITALICOワンダー(ロボットコース)

料金:入塾金16,500円(税込)。教室受講は90分×月4回で29,700円(税込)〜、オンライン受講は60分×月4回で33,000円(税込)〜です。振替手数料は0円、追加教材費・教室運営費もかかりません。

サービス内容:ロボットクリエイトコース(年長〜小2/小3〜6)とロボットテクニカルコース(小3〜6・中学生・高校生)の2コース。教材はレゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシックを使い、講師1人に対して生徒1〜4人の少人数制で、オーダーメイドカリキュラムを組みます。

メリット・デメリット:4社の中で唯一、オンライン受講がはっきり用意されている点が強みです。振替手数料が無料なので、体調不良などで休んでも調整しやすい設計になっています。一方で教室拠点は1都3県中心のため、地方在住でオンライン以外を希望する場合は近くに教室がないことがあります。

Crefus(クレファス)

料金:公式FAQで「入会金・キット代・月会費は教室によって異なる」と明記されています。参考として公開されている一部教室の例では、指導料が月1.5万円台からとなっており、進級につれて金額が上がる傾向があります。入会時には入会金・キット代に加え、最初2か月分の月会費をまとめて支払う形が一般的です。

サービス内容:Kicksコース(年長〜、レゴ®SPIKE Essential使用)→Crefusコース(小3〜、レゴ®SPIKE Prime使用)でブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナ・M2・M3と段階が上がります。年42回・1回90分、定員10名の授業です。

メリット・デメリット:FLL(ファースト・レゴ・リーグ)の日本代表輩出実績があり、ロボット技術検定認定校でもあるため、大会出場やロボコンに挑戦したい家庭には向いています。一方で料金が教室ごとに異なるフランチャイズ的な運営のため、正確な金額は必ず通いたい教室に直接確認する必要があります。

ロボ団

料金:キンダー/ワンダー(年長)9,800円、ビギナー(小1・2)12,800円、チャレンジャー(小3〜)15,800円、クリエイター・イノベーター15,800円(いずれも税込・月謝)。別途、入会金と教室維持費が発生しますが、金額は公式サイトに明記されておらず教室への問い合わせが必要です。

サービス内容:キンダー〜ビギナーは50分×3回/月、チャレンジャー以上は80分×3回/月。教材はレゴ®エデュケーションSPIKE™プライムで、ペア学習(2人1組で協働しながら進める授業スタイル)が特徴です。Scratchから段階的にPythonへ移行するカリキュラムも用意されています。

メリット・デメリット:ロボットキットが購入制ではなく貸出制のため、他社のような数万円のキット代を最初にまとめて払う必要がありません。全国100教室以上に展開しており、2026年のイード・アワード「プログラミング教育」で最優秀賞を受賞しています。一方で入会金・維持費の金額が非公開のため、総額を知るには問い合わせの手間がかかります。

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教室選びで見落としがちな3つの視点

1. 教室通いか、オンラインか

4社のうちオンライン受講が明確に用意されているのはLITALICOワンダーだけです。共働きで送り迎えの時間が取りにくい家庭や、近くに教室がない地域に住んでいる家庭は、この点だけで選択肢が絞られます。

2. ロボットキットが「購入制」か「貸出制」か

ヒューマンアカデミー・LITALICOワンダー・Crefusはロボットキットを購入する形式で、入会時にまとまった費用がかかります。一方ロボ団は貸出制のため、初期費用を月謝に近い水準まで抑えられます。「途中で辞めるかもしれない」という不安がある家庭は、貸出制かどうかも比較材料になります。

3. 振替・退会の条件

LITALICOワンダーは振替手数料0円と公式に明記されていますが、他3社は振替や退会の条件が公式サイトに詳しく書かれていないことが多く、体調不良や旅行で休んだ場合の扱いは事前に教室へ確認する必要があります。子供が飽きてしまった場合にどう対応できるかも、契約前に聞いておくと安心です。

こんな家庭に向いている・向いていない

まりさん

うちみたいに「まだ本当に続くか分からない」という段階だと、どこから考えればいいですか?

高橋先生

続くかどうかまだ分からない段階なら、初期費用が大きい教室からいきなり決めるのは避けた方がいいです。まずは無料体験を複数社で受けて、お子さんの反応を見てから決める順番をお勧めします。

  • 初期費用を抑えて始めたい家庭:ロボ団(貸出制で入会時の負担が比較的小さい)
  • 引っ越しの可能性があり、全国どこでも教室を探したい家庭:ヒューマンアカデミーロボット教室(2,000教室以上)
  • 共働きで送り迎えが難しい、または近くに教室がない家庭:LITALICOワンダー(オンライン受講あり)
  • 大会出場やロボコンへの挑戦に興味がある家庭:Crefus(FLL日本代表輩出実績あり)
  • 「本当に興味が続くか」まだ確信が持てない家庭無料のScratchJrやScratchで反応を見てから検討

ロボットプログラミング教室の選び方3ステップ

1. 子供の興味のタイプで絞る

「組み立てる」「動くものを作る」ことが好きならロボット教室、「ゲームや映像を作りたい」だけなら画面だけの教室から検討すると、無駄な出費を避けやすくなります。

2. 複数の無料体験を受けてから決める

4社とも無料体験が用意されています。1社だけで決めず、教室の雰囲気・講師との相性・子供の反応を比べてから申し込むと、入会後のミスマッチを減らせます。

3. 「購入か貸出か」「振替条件」を事前に確認する

月謝の金額だけでなく、キット代が購入制か貸出制か、休んだ場合の振替ができるかどうかも、体験時に必ず質問してください。

よくある質問

Q. ロボットプログラミング教室は何歳から始められますか?

A. 4社とも年長からのコースが用意されています。ヒューマンアカデミーは年中コース(プレプライマリー)もあり、年齢の下限としては最も早い部類です。ただし「対象年齢」はあくまで目安で、実際に始められるかはお子さんの興味や手先の発達次第です。

Q. ロボットキットは自分のものになりますか?

A. ヒューマンアカデミー・LITALICOワンダー・Crefusは購入制のため、支払った分は自分のキットとして手元に残ります。ロボ団は貸出制のため、退会時には返却が必要です。購入制は「手元に残る」メリットがある一方、貸出制は「初期費用を抑えられる」メリットがあります。

Q. オンライン受講だけでも効果はありますか?

A. LITALICOワンダーはオンラインでも教室と同じロボットキット(レゴ®エデュケーションSPIKE™ベーシック)を使うため、組み立て自体は自宅で完結できます。ただし60分×月4回という時間の中でどこまで進められるかは講師とのやり取り次第なので、体験レッスンで進み方を確認しておくと安心です。

Q. 途中で子供が飽きてしまったらどうなりますか?

A. 退会条件や違約金の有無は教室によって異なり、公式サイトに詳細が書かれていないケースも多いです。契約前に「途中で辞める場合の条件」を必ず質問し、口頭だけでなく書面(重要事項説明書など)で確認しておくことをお勧めします。

まとめ:初期費用と受講形式で絞り込む

ロボットプログラミング教室は、月謝だけでなくキット代を含めた初期費用の差が大きいジャンルです。「教室通いかオンラインか」「キットが購入制か貸出制か」「振替・退会の条件」の3点を軸に比較すると、月謝の数字だけでは見えない違いが分かります。

まりさん

うちはまず無料体験を2〜3社受けてから、初期費用を抑えられそうなところから始めてみます。

高橋先生

それが堅実な進め方です。体験の様子を見て「もっと作りたい」という反応が続くようなら、本格的な入会を検討してみてください。焦らず、お子さんのペースに合わせて選んでいきましょう。

教室選びと並行して、自宅でも興味を確かめたい場合は市販のロボットキットや知育玩具から試す方法もあります。知育玩具の選び方・月齢別の基準や、学習タブレットの比較記事も参考にしてください。

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