
来月で妊娠8ヶ月になるんですが、北九州市から「出産に関する給付金がもらえる」と聞いて。具体的にいくらもらえるのか、どう申請すればいいのかが全然わからなくて困ってます。
北九州市の出産・子育て関連給付金は複数あって、混乱しやすいですよね。2026年現在の制度を整理すると、妊娠中から出産後にかけて合計10万円を受け取れる仕組みになっています。今日は対象条件・金額・申請のタイミングを順番に説明しますね。
北九州市の出産・子育て支援給付金の全体像
北九州市では、国の「出産・子育て応援交付金」制度を活用して、妊娠中から子育て初期にかけての家庭を金銭的にサポートする仕組みを設けています。令和7年(2025年)4月1日以降に妊娠した方は「妊婦のための支援給付」の対象となり、妊娠期と出産期の2回に分けて合計10万円が給付されます。
なお、令和7年3月31日以前に出産された方は「きたきゅうベビー応援事業」が適用されます。この記事では現行制度(令和7年4月1日以降)を中心に解説しますが、旧制度についても後述します。
| 給付の種類 | 対象 | 金額 | 給付のタイミング |
|---|---|---|---|
| 妊婦支援給付金(1回目) | 妊婦給付認定を受けた妊婦 | 5万円 | 妊婦給付認定後 |
| 妊婦支援給付金(2回目) | 同上(胎児1人につき) | 5万円 | 出産予定日の8週間前以降 |
| 合計 | — | 10万円 | — |
※2026年7月時点の情報です。制度内容は変更になる場合があります。申請前に北九州市公式サイト(https://www.city.kitakyushu.lg.jp/)でご確認ください。
「妊婦のための支援給付」の詳細(令和7年4月1日以降の妊娠が対象)
対象者と所得制限
令和7年4月1日以降に妊娠し、北九州市に住民票がある妊婦が対象です。所得制限はありません。ただし、妊娠届出時に医師による胎児心拍確認と「妊婦給付認定」を受けることが条件になります。他の自治体で同様の給付金を受け取っていた場合は対象外です。
所得制限がないのは助かります。夫の収入によっては対象外になるのかと心配していたので。
この給付金は所得に関係なく受け取れます。ただし、妊婦給付認定の手続き自体は必要なので、妊娠届出のタイミングを逃さないようにしてください。
申請の流れ
申請は2段階になっています。
1回目の給付(妊娠期)
妊娠届出の際に区役所で「妊婦給付認定申請書」を提出します。認定が下りると、「にこふくギフト」と呼ばれるオンラインサイトから申請して5万円を受け取ります。現金振込のほか、55,000ポイント(1ポイント=1円相当)のデジタルギフトも選べます。
2回目の給付(出産期)
出産予定日の8週間前になると、市から申請案内のメールが届きます。メールに記載されたID・パスワードで「にこふくギフト」サイトにログインし、オンライン申請を行います。申請後に審査が行われ、指定口座に5万円が振り込まれます。
2回目はメールで案内が来るんですね。妊娠届のときにメールアドレスを登録しておけばいいんでしょうか。
そのとおりです。妊娠届出時にメールアドレスを正確に伝えておくことがポイントです。メールが届かないと申請手続きに手間取ることがありますので、後から変更になった場合は区役所に連絡しておきましょう。
現金とポイント、どちらを選ぶ?
給付は現金振込かデジタルギフト(にこふくギフトポイント)から選べます。現金は5万円ちょうど、ポイントは55,000ポイントで1,000ポイント多くなります。ポイントは対応したショップでのお買い物に使えますが、利用できる店舗・サービスが限られます。現金の方が使いやすいという方も多いですが、ポイントの方がお得である分、対応サービスと照らし合わせて判断するとよいでしょう。
旧制度:きたきゅうベビー応援事業(令和7年3月31日以前に出産された方)
令和7年3月31日以前に出産された方には「きたきゅうベビー応援事業」が適用されます。こちらも合計10万円が給付されますが、申請の仕方が異なります。
| 給付の種類 | 対象条件 | 金額 |
|---|---|---|
| 出産応援ギフト | 妊娠届出時に面談完了 | 5万円(妊娠1回につき) |
| 子育て応援ギフト | 乳児家庭全戸訪問時に面談完了 | 5万円(子ども1人につき) |
多胎(双子・三つ子など)の場合、子育て応援ギフトは生まれたお子さんの人数分が給付されます。申請は面談後に市から届く案内のQRコードを読み取り、電子申請で行います。
出産育児一時金も忘れずに
北九州市に限らず全国共通の制度として、健康保険に加入している方が出産した場合には「出産育児一時金」も受け取れます。
| 産科医療補償制度への加入 | 支給額 |
|---|---|
| 加入機関での出産 | 50万円 |
| その他の機関での出産 | 48万8千円 |
※令和5年4月1日以降の出産が対象(2026年7月時点)
出産育児一時金は、多くの場合「直接支払制度」によって出産した医療機関が保険者(国保など)から直接受け取る仕組みになっているため、窓口での手続き負担が軽くなっています。出産費用がこの金額を下回った場合は差額を受け取れます。
給付金を受け取った後の教育費計画
10万円もらえるのはありがたいですが、子育てにはその後もいろいろお金がかかりますよね。給付金をうまく活用する方法はありますか?
出産期の給付金で浮いた分を、将来の教育資金の準備に回す方も多いです。特に学資保険は0歳から加入できて、早いほど保険料を抑えやすい傾向があります。妊娠中から情報収集を始めておくと良いですよ。
出産・子育て応援給付金で受け取った10万円は、当面の育児用品の購入に充てつつ、余裕があれば教育費の備えとして学資保険を検討するのも一つの方法です。学資保険は子供が生まれたばかりのタイミングから加入できるものが多く、契約者(親)の年齢が若いうちに入る方が毎月の保険料を抑えやすい傾向があります。
学資保険について詳しく知りたい方は、学資保険が本当に必要かどうかを解説したページも参考にしてください。
よくある質問
Q. 北九州市以外の病院で出産した場合でも給付を受けられますか?
はい、受け取れます。対象条件は「北九州市に住民票があること」なので、出産場所は問いません。ただし申請手続きは北九州市の各区役所が窓口になります。
Q. 双子の場合、給付額は変わりますか?
旧制度(きたきゅうベビー応援事業)では、子育て応援ギフトが子ども1人につき5万円のため、双子なら合計15万円(出産応援5万円+子育て応援10万円)になります。新制度(妊婦のための支援給付)の多胎の扱いについては、北九州市の窓口(保健福祉局 子ども家庭支援課)に直接ご確認ください。
Q. 申請を忘れた場合はどうなりますか?
申請期限が設けられていますので、案内が届いたら早めに手続きを進めることをおすすめします。具体的な期限については北九州市の担当窓口(各区役所)にお問い合わせください。
Q. 児童手当との併用はできますか?
はい、出産・子育て応援給付金は児童手当とは別の給付制度ですので、併用できます。北九州市の児童手当については各区役所窓口にご確認ください。
まとめ:北九州市の出産関連給付金を整理する
2026年現在、北九州市で出産を控えている方が受け取れる主な給付金は次のとおりです。
| 制度名 | 総額 | 申請窓口 |
|---|---|---|
| 妊婦のための支援給付(令和7年4月1日以降の妊娠) | 10万円 | 区役所・にこふくギフトサイト |
| きたきゅうベビー応援事業(令和7年3月31日以前の出産) | 10万円〜(多胎は増額) | 区役所 |
| 出産育児一時金(全国共通) | 48.8万円〜50万円 | 加入する健康保険の窓口 |
給付金の申請は原則オンラインで、市からのメールや案内をもとに手続きします。妊娠届出時にメールアドレスを登録しておくことが、スムーズな受給の第一歩です。
制度が整理できてすっきりしました。まずは区役所で妊娠届を出して、給付認定の申請をするところから始めればいいですね。
そのとおりです。妊娠届の時点で一緒に認定申請できるのが今の制度の便利なところです。もし不明点があれば、北九州市の保健福祉局 子ども家庭支援課や各区の保健福祉センターに問い合わせると丁寧に教えてもらえますよ。出産後の教育費の準備については、学資保険の返戻率についての解説ページも参考にしてみてください。
出産後の各種支援制度もあわせてご確認ください。北九州市の子ども医療費助成制度(18歳まで)、入学準備費用の就学援助制度、保育料の多子世帯減免制度の解説も北九州市在住の方の参考になります。