横浜市の出産祝い金はいくら?2026年、出産・子育て応援給付金を解説

まりさん

2人目を妊娠中なんですが、ママ友から「横浜市って出産でお金もらえるよ」って聞いて。正直、具体的な金額とかどこに申請するのかとか、全然わからなくて。

高橋先生

おめでとうございます。横浜市には出産に関係する給付金・助成金が複数あって、組み合わせると金額が大きくなるので整理しておくと助かりますよ。今日は国の制度と市独自の制度をセットで解説します。

横浜市で出産時にもらえるお金:4種類の制度の全体像

横浜市在住の妊婦・出産経験者が受け取れる主な給付金・助成金は、大きく4種類あります。

制度名 給付元 金額(目安) 申請タイミング
妊婦のための支援給付(1回目) 国(横浜市経由) 5万円(妊婦1人あたり) 妊娠届出後
妊婦のための支援給付(2回目) 国(横浜市経由) 5万円(胎児1人あたり) 出産後・こんにちは赤ちゃん訪問時
妊婦健康診査費用助成金 横浜市(市独自) 5万円(妊婦1人あたり) 妊婦健診受診後
出産費用助成金 横浜市(市独自) 最大9万円(子1人あたり) 出産後1年以内

まりさん

4種類もあるんですか。「出産・子育て応援給付金」って1つの制度名かと思ってました。

高橋先生

そこが混乱しやすいところです。「妊婦のための支援給付」は国が財源を出して横浜市が窓口になっている制度です。一方、「妊婦健康診査費用助成金」と「出産費用助成金」は横浜市が独自に上乗せしている制度で、申請窓口も異なります。

国の制度:妊婦のための支援給付(出産応援給付金・子育て応援給付金)

国が設けた「出産・子育て応援交付金」を横浜市が「妊婦のための支援給付事業」として実施しています。妊娠中に5万円、出産後に5万円の計10万円(単胎の場合)が受け取れます(※2026年7月時点の情報)。

給付額と対象者

給付のタイミング 給付額 備考
1回目(妊娠時) 5万円 妊婦1人あたり(双子でも変わらず5万円)
2回目(出産後) 5万円×胎児数 双子は10万円、三つ子は15万円

まりさん

双子の場合、1回目と2回目で計算の仕方が違うんですね。

高橋先生

そうです。1回目は「妊婦」単位なので双子でも5万円。2回目は「胎児」単位なので双子なら10万円になります。横浜市公式の「よくある質問」ページに明記されていますので、多胎妊娠中の方は必ず確認してください。

1回目(妊娠届出後)の申請の流れ

1回目の給付は、お住まいの区役所こども家庭支援課で妊娠届出を提出した際に案内されます。申請は原則として子育て応援サイト・アプリ「パマトコ」のオンライン申請です。

  • 対象:令和7年4月1日以降に申請した妊婦
  • 申請期限:医療機関で妊娠が確定した日から2年以内
  • 振込まで:申請から約3か月が目安
  • 課税区分:非課税所得に該当(確定申告で申告不要)

2回目(出産後)の申請の流れ

2回目の給付は「こんにちは赤ちゃん訪問」(生後4か月以内の家庭を保健師・助産師が訪問する制度)の際にパマトコアプリへの申請方法が案内されます。

  • 対象:令和7年4月1日以降に出産した産婦
  • 申請期限:出産予定日の8週間前から2年以内
  • 流産・死産・中絶の場合:当該事由が生じた日から2年以内に申請可能

まりさん

「こんにちは赤ちゃん訪問」のときに案内してもらえるなら安心ですね。

高橋先生

申請の案内は訪問時にもらえますが、産後の育児は想像以上に余裕がないことも多いです。パマトコアプリを妊娠中にインストールしておき、申請の手順を確認しておくと、産後に焦らずに済みます。申請期限は2年と長いですが、後回しにしがちなので産後1か月以内に手続きするのがおすすめです。

横浜市独自の制度①:妊婦健康診査費用助成金(5万円)

横浜市が独自に設けている制度です。妊婦1人あたり5万円が給付されます(※2026年7月時点の情報)。

対象者の条件

  • 令和6年4月1日以降に妊婦健康診査を1回以上受診した方
  • 健診受診日から申請日まで横浜市内に住民登録がある方
  • 申請できるのは妊婦本人のみ

申請方法

パマトコアプリからオンラインで申請します。申請から2〜3か月を目安に指定口座へ振り込まれます。問い合わせ先は専用コールセンター(0120-330-043、平日9〜17時)です。区役所では受付していない点に注意してください。

まりさん

5万円って、妊婦健診の費用の補助という意味ですよね。横浜市では母子手帳をもらうときに補助券ももらえると思うんですが、それとは別ですか?

高橋先生

別です。横浜市では従来から妊婦健診の補助券(受診票)が交付されていますが、この5万円はそれに上乗せする形で市が独自に給付するものです。補助券でカバーしきれなかった自己負担分の足しになるイメージです。

横浜市独自の制度②:出産費用助成金(最大9万円)

出産にかかった費用を横浜市が独自に助成する制度です。子ども1人あたり最大9万円が給付されます(※2026年7月時点の情報)。

対象者の条件

  • 令和8年4月1日以降に出産した方(妊娠85日以上の死産・流産を含む)
  • 出産日から申請時点まで横浜市内に住民登録がある方
  • 健康保険に加入している方
  • 申請できるのは出産した本人のみ

なお、横浜市公式サイトには経過措置として「令和7年4月1日以降に出産した方も、出産から1年以内の申請で対象となる」旨が明記されています(※2026年7月時点の情報)。令和7年4月〜令和8年3月に出産した方は申請期限(出産翌日から1年以内)を確認の上、手続きを済ませてください。

給付額の計算方法

勤務先の健康保険組合から「付加給付」が出ている場合は、その分が差し引かれます。

健康保険からの付加給付額 横浜市から受け取れる額
付加給付なし 9万円(満額)
付加給付が2万円 7万円(9万円−2万円)
付加給付が5万円 4万円(9万円−5万円)
付加給付が9万円以上 0円(支給なし)

まりさん

「付加給付」って初めて聞きました。健康保険組合によっては出産でお金が別途もらえるんですか?

高橋先生

組合健保(主に大企業系)の中には、国の出産育児一時金50万円に上乗せして独自の給付をしているところがあります。これが付加給付です。出産前に勤務先の人事部や保険組合に「出産時の付加給付はありますか?」と確認しておくと、横浜市からいくら受け取れるか事前に把握できます。国保や協会けんぽに加入している方は基本的に付加給付がないので、9万円を満額受け取れるケースがほとんどです。

申請方法

パマトコアプリからのオンライン申請か、郵送での申請が可能です。区役所窓口での受付は行っていません。問い合わせ先は専用コールセンター(0120-547-059、平日9〜17時)です。

  • 申請期限:出産した日の翌日から1年以内
  • 必要書類:母子健康手帳の表紙、健康保険証、銀行口座情報
  • 死産・流産の場合:上記に加えて関係する証書類

まりさん

妊婦のための支援給付は「申請から2年以内」で、出産費用助成金は「1年以内」なんですね。制度ごとに期限が違うのが混乱しそうです。

高橋先生

おっしゃる通りです。特に出産費用助成金は1年と短めなので注意が必要です。産後は体の回復と育児で余裕がない時期が続くので、退院後の落ち着いた段階で一気に手続きするか、出産前に必要書類と手順を把握しておくのが賢いやり方です。

全制度を組み合わせた受給額シミュレーション

横浜市在住で全ての制度を活用した場合、以下のような合計額になります。

ケース 受け取れる合計額(目安)
単胎・国保加入・付加給付なし(令和8年4月以降出産) 最大24万円
単胎・組合健保・付加給付5万円(令和8年4月以降出産) 最大19万円
双子・国保加入・付加給付なし(令和8年4月以降出産) 最大38万円
令和7年4月〜令和8年3月の出産(経過措置:出産から1年以内の申請で出産費用助成金の対象) 最大24万円(経過措置適用・単胎・国保・付加給付なしの場合)

※妊婦健康診査費用助成金・妊婦のための支援給付(1回目・2回目)・出産費用助成金の合計です。出産育児一時金(健康保険から50万円)は含みません。2026年7月時点の情報に基づきます。制度の改廃があり得るため、申請前に必ず横浜市公式サイトをご確認ください。

まりさん

令和8年4月以降の出産が条件なのかと思っていたんですが、令和7年4月からの出産でも経過措置で申請できるんですね。それなら今妊娠中の私も対象になる可能性があるということですか?

高橋先生

そうです。出産費用助成金は令和8年4月1日以降の出産が本来の対象ですが、横浜市公式サイトには「令和7年4月1日以降に出産した方も出産から1年以内の申請で対象となる」経過措置が明記されています。令和7年4月以降に出産予定または出産済みの方は、申請期限(出産翌日から1年以内)を確認してパマトコから申請してください。申請対象かどうか不明な場合は専用コールセンター(0120-547-059)へ確認するのが確実です。

申請に使う「パマトコ」について

横浜市の出産・子育て給付金の多くは、横浜市公式の子育て応援サイト・アプリ「パマトコ(pamatoco.city.yokohama.lg.jp)」を通じて申請します。

  • スマートフォン向けアプリ(iOS・Android対応)とPC向けウェブサイトの両方から申請可能
  • 妊娠届出時に区役所で案内されるため、届出のタイミングでアカウントを作っておくとスムーズ
  • 申請の進捗状況も画面から確認できる

まりさん

制度ごとに問い合わせ先の電話番号が違うのが少し心配なんですが、パマトコのアプリで一括して手続きできるならありがたいです。

高橋先生

電話番号は制度ごとに異なりますが、申請手続き自体はパマトコを入口にして進められます。迷ったときは「どの制度について問い合わせたいか」を整理してからコールセンターに連絡すると話が早いです。

よくある質問

Q. 転入してきた場合、横浜市でも給付を受けられますか?

転入前の自治体で既に給付を受けている場合は、同じ給付を横浜市では受け取れません。どちらか一方の自治体での受給になります。妊娠中に横浜市へ転入した場合は、区役所のこども家庭支援課で状況を申告してください。

Q. 所得制限はありますか?

妊婦のための支援給付(国の制度)・妊婦健康診査費用助成金・出産費用助成金のいずれも、横浜市公式サイトの記載上では所得制限は設けられていません(2026年7月時点)。最新状況は公式サイトでご確認ください。

Q. 流産や死産でも受け取れますか?

妊婦のための支援給付(2回目)は流産・死産・中絶も対象です。出産費用助成金は妊娠85日以上の死産・流産が対象です。詳細な条件は制度ごとに異なるため、横浜市公式サイトまたは各コールセンターへご確認ください。

Q. 帝王切開でも出産費用助成金は受け取れますか?

健康保険が適用される帝王切開も対象です。出産費用の総額が高くなりやすい帝王切開は、9万円の助成が特に効きやすい状況でもあります。付加給付の有無を事前に勤務先で確認しておきましょう。

Q. 生活保護を受けている場合は対象ですか?

妊婦のための支援給付(国の制度)については、生活保護受給者も給付対象です。実際に支給された際も収入認定されないことが横浜市公式FAQに明記されています。

まりさん

帝王切開でも対象なのは良かったです。1人目が帝王切開だったので、2人目も可能性があって気になっていました。

高橋先生

帝王切開は健康保険が適用されるので、出産費用が高くなりやすい分、この助成金の恩恵は大きいです。付加給付の有無によって受け取れる額が変わるので、勤務先への確認も忘れずに。

横浜市の子育て支援:他の制度も合わせて確認しよう

出産後も横浜市の子育て支援は続きます。給付金と合わせて確認しておきたい関連制度です。

  • 横浜市の子ども医療費助成:2026年6月から18歳まで対象が拡大。所得制限なしで通院・入院の保険診療自己負担が全額助成されます。出産後すぐに申請しておくと安心です。
  • 横浜市の保育料の仕組み:A〜D27の27階層制で、第2子半額・第3子以降無料の多子軽減制度あり。保育所の利用を検討しているご家庭は事前に確認を。
  • 横浜市の入学準備に使える就学援助:小学校入学前後に使える経済的な支援制度。所得条件はありますが、対象なら最大64,300円が受け取れます。

まりさん

子ども医療費助成は上の子で使っていますが、2人目が産まれたらすぐ手続きしないといけないですね。出産直後に何個も申請があるのが少し大変そうですが。

高橋先生

産後の手続きは種類が多いので、出産前に「何を・いつまでに・どこで申請するか」をリストにしておくのをおすすめします。特に出産費用助成金は期限が1年と短めなので、退院後の落ち着いた段階で優先して手続きすると安心です。

まとめ:横浜市の出産給付金、申請期限の短い順に動こう

横浜市で出産する方が受け取れる主な給付金・助成金を整理すると、次のようになります(2026年7月時点)。

  • 妊婦健康診査費用助成金(5万円):妊婦健診受診後にパマトコで申請。問い合わせ:0120-330-043
  • 妊婦のための支援給付1回目(5万円):妊娠届出後にパマトコで申請。期限:妊娠確定から2年以内
  • 妊婦のための支援給付2回目(5万円):出産後・こんにちは赤ちゃん訪問時に案内。期限:出産から2年以内
  • 出産費用助成金(最大9万円):令和8年4月以降の出産が対象。パマトコまたは郵送で申請。期限:出産から1年以内。問い合わせ:0120-547-059

全て対象になる場合は最大24万円(単胎・国保加入・付加給付なし)。申請期限が制度によって異なるので、出産前から手順を確認しておくことが大切です。

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