
浜松市に住んでいるんですが、うちは小2の娘と年中の息子で、医療費の助成のされ方が違う気がしていて…。下の子は病院代がかからないのに、上の子は毎回ちょっと払っている気がするんです。正直、何が変わったのか、いくら戻ってくるのか、ちゃんと理解できていなくて。
浜松市の子ども医療費助成は、未就学児の「乳幼児医療費助成」と、小学生から高校生世代までの「小・中学生、高校生世代医療費助成」で自己負担のルールが分かれています。娘さんと息子さんで負担感が違うのはそのためです。この記事では、対象年齢、自己負担額、申請方法、さらに2026年10月から変わる内容まで、浜松市公式サイトの情報をもとに順番に整理します。
浜松市子ども医療費助成制度の基本
浜松市の子ども医療費助成制度は、浜松市内に住んでいる子どもが医療機関を受診したときの医療費(保険診療分)の自己負担を軽くする制度です。0歳から6歳以下の「乳幼児医療費助成」と、小学校入学から18歳の年度末までの「小・中学生、高校生世代医療費助成」の2つに分かれています。まず全体像を表で押さえます。
| 項目 | 乳幼児(0歳〜6歳・小学校就学前) | 小・中学生、高校生世代(小学校入学〜18歳年度末) |
|---|---|---|
| 所得制限 | なし | なし |
| 通院の自己負担 | なし(保険診療分のみ無償) | 1回500円(500円未満はその額) |
| 入院の自己負担 | なし(食事療養費は対象外) | なし |
| 時間外診療・休日夜間救急 | 1回500円 | 助成対象外(自己負担) |
| 使える医療機関 | 静岡県外は使用不可(後日払い戻し) | 静岡県内のみ |
※金額・条件は2026年9月時点で浜松市子育て情報サイト「ぴっぴ」に掲載されている内容です。後述のとおり2026年10月診療分から一部変更が予定されているため、実際に受診する際は浜松市公式サイトまたはお住まいの区のこども家庭センターで最新情報を確認してください。
対象になる年齢と区切り方
乳幼児医療費助成の対象は「浜松市内に住んでいる0歳から6歳以下で小学校就学前までの乳幼児」です。小学校に入学すると、自動的に「小・中学生、高校生世代医療費助成」に切り替わります。
小・中学生、高校生世代医療費助成の対象は「浜松市内に住んでいる小・中学生、高校生世代の子ども」で、高校生世代は「中学卒業から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者」と定義されています。就労していても、結婚していても、この間にある人はすべて対象です。対象者には毎年4月1日までに受給者証が郵送され、18歳の年度末まで使い続けます。
なるほど、それで娘(小2)と息子(年中)で扱いが違ったんですね。息子はまだ乳幼児の枠で、娘はもう小・中学生の枠に入っているから。
そのとおりです。息子さんは小学校に上がるまで通院・入院とも自己負担なしですが、娘さんは通院のたびに1回500円(500円未満はその額)の自己負担が発生します。入院については娘さんも自己負担はありません。
【2026年10月診療分から変更】小・中学生の通院自己負担が無償化予定
浜松市子育て情報サイト「ぴっぴ」には、2026年9月25日時点で次のお知らせが掲載されています。乳幼児医療費助成は「令和8年10月診療分から、乳幼児医療費助成の内容が一部変更になります。新しい受給者証が9月中に郵送されますので、10月以降はそちらをお使いください。変更内容:入院時の食事療養費を無償化」。小・中学生、高校生世代医療費助成についても「令和8年10月診療分から、小・中学生、高校生世代医療費助成の内容が一部変更になります」として、「・入院時の食事療養費を無償化」「・小・中学生の通院の自己負担を無償化(保険診療分のみ、時間外は助成対象外)」の2点が挙げられています。
つまり、2026年10月の受診分からは、乳幼児・小中高生世代のどちらも入院時の食事療養費が無償化され、加えて小学生・中学生の通院1回500円の自己負担もなくなる予定です。新しい受給者証は9月中に自宅へ郵送されるとされているので、届いたら10月以降はそちらを使う形になります。この記事の執筆時点(2026年9月26日)ではまだ移行期間にあたるため、実際に受診するタイミングでどちらの受給者証が手元にあるか確認しておくと安心です。
来月から娘の通院代、本当にタダになるんですね…!お知らせに気づかず古い受給者証のまま病院に行っちゃいそうで、ちょっと心配です。
新しい受給者証が届いたら、古いものと入れ替えて医療機関の窓口に提示してください。届く時期が近いご家庭は、郵便物をまとめて確認しておくと取り違えを防げます。なお高校生世代の通院自己負担については、今回のお知らせに変更点として明記されていないため、現時点の情報では1回500円のままと考えられます。この点は今後の公式発表で変わる可能性もあるので、気になる方は浜松市子育て情報サイトで最新のお知らせを確認してください。
助成の対象にならないケース
次のような場合は、乳幼児・小中高生世代とも助成の対象外です。
- 予防接種、健康診断料、文書料、選定療養費など保険診療適用外の医療費
- 園や学校の管理下でのケガで、日本スポーツ振興センターの災害給付が受けられるとき
- 生活保護を受給しているとき
小・中学生、高校生世代の場合は、これに加えて「時間外診療、休日当番医の日も含む休診日、夜間救急室・天竜休日救急診療所の受診」も助成対象外とされています。乳幼児の場合、こうした時間外の受診は助成対象外にはならず、1回500円の自己負担で受診できます。同じ時間外受診でも、乳幼児は500円で済み、小中高生世代は全額自己負担になるという違いがあるので注意してください。
申請方法・必要書類
出生届や転入届を提出するときに合わせて申請書を提出すると、受給者証が自宅に郵送されます。窓口とオンラインの両方に申請方法があります。
- 窓口での手続き:中央区役所・浜名区役所・天竜区役所の各こども家庭センター、区民生活課、東・西・南・北の各行政センター(一部の支所・協働センター・ふれあいセンター・市民サービスセンターでも受付)。受付時間は8:30〜17:15(土日祝、12月29日〜1月3日は休み)
- オンライン申請:浜松市外で出生届を出した場合など、市の窓口で手続きができなかったときに利用できます
- 持ち物:浜松市乳幼児医療費/小・中学生、高校生世代医療費受給者証交付申請書、子どもの保険証等(マイナ保険証、資格確認書など)
マイナ保険証を使う場合、窓口にはマイナンバーカードリーダーが設置されていないため、自分でマイナポータルにログインする必要があります。交付は届出日の翌々日以降に郵送となるため、受給者証が手元に届くまで数日かかる点は見込んでおいてください。外国籍の方は、区役所または行政センターの児童家庭課・社会福祉課窓口でのみ手続きができます。
受給者証の使い方と県外受診の払い戻し
医療機関にかかるときは、「受給者証」と「保険証等(マイナ保険証、資格確認書)」を窓口へ提出してください。乳幼児医療費受給者証は静岡県外の医療機関では使用できず、小・中学生、高校生世代医療費受給者証も静岡県内の医療機関等・保険薬局でしか使えません。
帰省先や旅行先など静岡県外で受診した場合や、受給者証を提示せずに受診した場合は、いったん健康保険の自己負担額を窓口で支払い、あとから窓口またはオンライン申請で払い戻しの手続きをします。小・中学生、高校生世代医療費助成については「診療時間外に受診した場合は、払い戻しが受けられません」という注意点があるため、時間外受診分は県外であっても対象にならない点に気をつけてください。
よくある質問
Q. 所得制限はありますか?
ありません。乳幼児医療費助成・小中高生世代医療費助成のどちらも、浜松市の公式情報に所得制限の記載はなく、対象者は等しく助成を受けられます。ただし生活保護を受給している場合は対象外です。
Q. 高校生世代でも対象になりますか?
対象になります。「中学卒業から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者」と定義されており、高校3年生の学年末まで助成の対象です。
Q. 引っ越したらどうすればいいですか?
浜松市内で住所が変わった場合は、受給者証の住所を自分で訂正して使い続けられます。浜松市外へ転出する場合は、その時点で資格がなくなるため受給者証を返却してください。
Q. 医療機関の窓口で受給者証を忘れたら?
受給者証を提示せずに受診した場合は、いったん通常の自己負担額を支払い、あとで払い戻しの申請をすることで助成分を受け取れます。
まとめ:制度の中身を把握して、次は教育資金の計画にも目を向ける
「なんとなく助成がある」から「息子は無料、娘は1回500円、来月からは娘も無料になるかも」まで具体的に分かると、家計の見通しがだいぶ立てやすくなります。
医療費の負担が見通せると、その分を教育資金の積み立てに回す判断もしやすくなります。他の主要都市の子ども医療費助成を横並びで見られる記事もあるので、浜松市の制度と比べてみてください。教育資金の準備を考えるタイミングでは、学資保険が本当に必要かどうかを整理した記事も参考になります。
他都市の制度と比べてみたい方は子ども医療費助成を主要都市で比較した記事を、医療費の見通しが立ったら学資保険が本当に必要かを考える記事もあわせて確認してみてください。