まりさん

今、娘の学資保険を検討していて、ソニー生命と日本生命(ニッセイ)のパンフレットを並べて見てるんですけど…正直、どっちがお得なのか全然わからないんです。保険の人に聞いても「お客様の条件次第です」としか言われなくて。

高橋先生

その感覚、正しいですよ。学資保険の返戻率は「払込期間」や「祝金の有無」で大きく変わるので、単純に「A社とB社、どっちが上」とは言えません。ただ、両社が公式サイトで出している契約例を同じ土台で並べると、傾向はかなりはっきり見えてきます。今日はソニー生命の学資準備スクエアと日本生命のニッセイ学資保険を、返戻率・保険料・受取タイミングの3つの軸で比較してみましょう。

学資保険の「返戻率」はなぜ条件次第で変わるのか

学資保険の返戻率は「受取総額 ÷ 払込保険料総額 × 100」で決まります。同じ保険会社・同じ商品でも、保険料の払込期間を短くするほど、保険会社が保険料を運用できる期間が長くなるため返戻率は上がります。逆に払込期間を延ばすと、月々の負担は軽くなりますが返戻率は下がります。この記事で紹介する数値も、どの条件での契約例かを必ず明記します。

まりさん

それぞれ公式サイトに「〇%」って大きく書いてあるんですけど、それが一番良い条件の数字なんですか?

高橋先生

その通りです。どちらの会社も「払込期間を一番短くした場合の最高返戻率」を目立つ位置に出しています。それだけを比べると誤解しやすいので、最高返戻率の条件と、より一般的に選ばれる払込期間の条件、両方を並べて見ていきます。

ソニー生命 vs 日本生命 比較一覧表

項目 ソニー生命(学資準備スクエア) 日本生命(ニッセイ学資保険)
最高返戻率の契約例 約127.4%(契約者30歳男性・被保険者0歳・22歳満期・保険料払込10歳まで・年払) 約112.0%(こども祝金なし型・保険料払込5年・年払)
標準的な払込期間の契約例 約118.4%(保険料払込18歳まで) 約106%(こども祝金なし型・保険料払込18年・月払)
保険料の例(月払) 月13,172円(10歳払込)/月7,816円(18歳払込) 月13,130円(18年払込・祝金なし型)
保険料払込方法 月払・半年払・年払 月払・年払(公式サイトで確認できる契約例の範囲)
受取タイミング Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型で異なる(詳細は下記) 17〜18歳から学資年金として複数回。祝金あり型は小中高入学時にも祝金
満期年齢 22歳 プラン・払込期間により異なる
加入可能年齢(子) 出生前から加入可能(上限年齢はプランにより異なる) 0〜6歳(出生前からの加入にも対応)
加入可能年齢(契約者) 公式サイトのシミュレーションで要確認 18〜69歳
クレジットカード払い 非対応 公式サイトに明記なし(要問い合わせ)

※返戻率・保険料は2026年10月時点で各社公式サイトに公開されている契約例に基づきます。実際の返戻率はお子さまと契約者の年齢、保険料払込方法、プランの組み合わせによって変わるため、必ず公式サイトのシミュレーションで最新の数値を確認してください。

ソニー生命(学資準備スクエア)の特徴・詳細

料金・費用

ソニー生命の公式サイトが示す契約例(契約者30歳男性・被保険者0歳・基準学資金額40万円・保険期間22歳満期・受取総額200万円)では、保険料払込期間を10歳までにした場合、年払の払込総額は1,568,800円で返戻率は約127.4%です。月払にすると払込総額は1,580,640円(月13,172円×120回)、返戻率は約126.5%とわずかに下がります。払込期間を18歳までに延ばすと月々の負担は7,816円まで下がりますが、返戻率は約118.4%になります。

サービス内容・特徴

学資準備スクエアはⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型という3つのプランから選びます。Ⅰ型は中学・高校・大学の入学時期に合わせて教育資金を受け取るタイプ、Ⅱ型は大学進学の準備資金に重点を置くタイプ、Ⅲ型は大学入学後も22歳まで毎年決まった金額を受け取れるタイプです。保険料の払込方法は月払・半年払・年払の3種類から選べますが、クレジットカード払いには対応していません。

メリット・デメリット

メリットは、同じ払込期間で比べたときに返戻率が高めに出やすいことです。デメリットは、返戻率を上げるために払込期間を短く設定すると、月々の保険料負担がその分重くなる点です。また、受取プラン(Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型)を契約後に変更するのは基本的にできないため、加入前に「何に・いつ使うお金か」をはっきりさせておく必要があります。

▶ ソニー生命の学資保険を公式サイトで見る

日本生命(ニッセイ学資保険)の特徴・詳細

料金・費用

日本生命の公式サイトが示す契約例では、こども祝金なし型・保険料払込期間18年・月払の場合、月々の保険料は13,130円で返戻率は約106%です。保険料払込期間を5年に短縮し年払にすると、年間535,700円(払込総額2,678,500円)で受取総額300万円、返戻率は約112.0%まで上がります。こども祝金あり型を選ぶと月々の保険料は16,080円(18年払込)になりますが、祝金として一部を先に受け取る分、返戻率は祝金なし型より低くなります。

サービス内容・特徴

ニッセイ学資保険は「こども祝金なし型」と「こども祝金あり型」の2タイプから選びます。祝金なし型は大学進学に向けて教育資金を集中させる設計で、学資年金を17〜18歳から複数回に分けて受け取ります。祝金あり型は、小学校・中学校・高校の入学時期にもこども祝金が受け取れるため、進学の節目ごとに資金を使いたい家庭に向いています。加入可能年齢は契約者18〜69歳、お子さまは0〜6歳で、出生前からの加入にも対応しています。

メリット・デメリット

メリットは、契約者の加入可能年齢が18〜69歳と明確で、祝金あり型を選べば入学の節目ごとに資金を受け取れる柔軟さがあることです。デメリットは、同じ払込期間で比べるとソニー生命より返戻率が低めに出ることと、祝金あり型は祝金を受け取る分、純粋な利回りという意味では不利になることです。

▶ 日本生命の学資保険を公式サイトで見る

まりさん

数字だけ見ると、ソニー生命の方がずっとお得に見えます…。日本生命を選ぶ理由ってあるんでしょうか?

高橋先生

公式サイトの契約例を同条件で並べると、返戻率はソニー生命の方が高く出る傾向はあります。それでも日本生命を選ぶ家庭があるのは、祝金あり型のように「小学校・中学校・高校の入学時にもまとまったお金を受け取りたい」というニーズに応えられるからです。返戻率だけでなく、「いつ、どのタイミングでお金が必要になるか」を基準に選ぶ家庭も多いんですよ。

こんな家庭に向いている・向いていない

ソニー生命が向いているのは、大学進学時に一定額をまとめて、または22歳まで毎年受け取りたい家庭で、保険料払込期間を10歳や18歳など短めに設定できる経済的な余裕がある家庭です。返戻率を重視して少しでも効率よく教育資金を増やしたい場合に選ばれやすい商品です。

日本生命が向いているのは、小学校・中学校・高校の入学準備にもまとまった資金が必要になりそうな家庭です。祝金あり型を選べば、受験や入学のたびに一定額を受け取れるため、大学進学だけでなく進学の節目ごとの出費に備えたい家庭に合っています。

どちらも向いていないのは、保険料を長期間払い続けることに不安がある家庭です。学資保険は途中で解約すると、それまでに払い込んだ保険料より戻ってくる金額が少なくなる(元本割れする)ケースが一般的です。無理のない保険料設定にできるか、加入前に家計全体で確認してください。

学資保険の選び方

返戻率の高さだけで選ぶのではなく、次の3点を確認してから決めるのがおすすめです。1つ目は「保険料払込期間をどこまで短くできるか」。短くするほど返戻率は上がりますが、月々の負担も重くなるため、家計に無理のない範囲で設定します。2つ目は「お金が必要になるタイミングはいつか」。大学入学時に集中させるのか、小中高の入学時期にも分散して受け取りたいのかで、向いているプランが変わります。3つ目は「契約者に万一のことがあった場合の保障」。学資保険には契約者が死亡・高度障害になった場合に以後の保険料が免除され、保障は継続される仕組みが一般的についています。この保障内容も合わせて公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q. ソニー生命と日本生命、どちらも無料でシミュレーションできますか?

A. 両社とも公式サイトで、契約者・お子さまの年齢や受取希望金額を入力して返戻率や保険料を試算できるシミュレーション、または資料請求・無料相談の窓口を用意しています。実際の返戻率は条件によって変わるため、検討する際は必ず自分の条件で試算してください。

Q. 返戻率が高い方を選べば必ずお得ですか?

A. 一概には言えません。返戻率が高い契約ほど保険料払込期間が短く、月々の負担が重くなる傾向があります。無理な保険料設定で途中解約すると、払い込んだ金額より戻ってくる金額が少なくなることが一般的なので、返戻率と月々の負担のバランスで考える必要があります。

Q. 途中でプランや払込期間を変更できますか?

A. 契約後のプラン変更は基本的に想定されていません。保険料払込期間の短縮など一部の見直しができる場合もありますが、内容は契約内容や会社によって異なるため、加入前に将来的な変更のしやすさも含めて確認しておくと安心です。

まとめ:こんな家庭におすすめ

公式サイトの契約例を同じ条件(払込期間)で並べると、ソニー生命は約118.4%〜127.4%、日本生命は約106%〜112.0%という返戻率になり、返戻率そのものを重視するならソニー生命に分があります。一方で、小学校・中学校・高校の入学時にもまとまった資金を受け取りたい家庭には、日本生命の祝金あり型という選択肢もあります。どちらも、実際の返戻率は契約者・お子さまの年齢や払込方法で変わるため、この記事の数値を目安にしつつ、公式サイトで自分の条件でのシミュレーションを必ず確認してください。

▶ ソニー生命の学資保険を公式サイトで見る

▶ 日本生命の学資保険を公式サイトで見る

ソニー生命・日本生命それぞれの単独の評判や口コミの傾向は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

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