まりさん

下の子が年中になって、数字に興味を持ち始めたんです。ママ友が「うちはくもんの玉そろばん買った」って言ってたんですが、うちの子だと早すぎますか?対象年齢が何歳からなのかもよく分かってなくて。

高橋先生

「玉そろばん120」ですね。くもん出版の公式サイトでは対象年齢3歳以上と案内されています。この記事では、価格・対象年齢・セット内容を公式情報で確認したうえで、「数の感覚」が具体的にどう身につくのか、そして他の知育玩具(将棋やブロック)と何が違うのかを整理します。

くもんの玉そろばん120とは

くもんの玉そろばん120は、くもん出版が販売する知育玩具です。品番はWC-22(現行モデル。旧モデルはWC-21で、2023年5月にパッケージと価格が物価上昇を理由に改定されました)。カラフルな玉を1つずつはじきながら声に出して数える「数唱」を通じて、数の並びの規則性に気づかせる作りになっています。

店舗によっては旧モデルの表記(WC-21)が残っていることがありますが、現行の購入対象は品番WC-22です。品番が古い表記のまま値下げされて販売されているケースもあるため、購入前に商品ページの品番を確認しておくと安心です。

項目 内容
商品名 玉そろばん120(品番 WC-22)
価格(税込) 4,730円
対象年齢 3歳以上
セット内容 本体1台、数シート2枚、仕切り板1枚、ガイドブック1部
数えられる範囲 1〜120

※価格・対象年齢は2026年9月時点のくもん出版公式オンラインショップの表示です。価格は改定される場合があるため、購入前に公式サイトで最新の表示を確認してください。ECサイトによっては2,890円台から4,000円台まで実売価格に幅があります(2026年時点の価格比較サイト調べ)。

何歳から使える?公式の対象年齢と、実際の始めどき

くもん出版が公式に案内している対象年齢は3歳以上です。これは、120までの数字を音として認識し、玉の動きと数字を結びつけて理解できるようになる時期を基準にしています。

まりさん

上の子は1歳のときに玉を触りたがってたんですけど、あれは早すぎたってことですか?

高橋先生

玉を指でスライドさせる動作自体は、1〜2歳のお子さんの指先の運動として遊ばせても問題ありません。ただし、商品が本来目的としている「数唱で数の感覚を育てる」という使い方が成立するのは3歳以降というのがメーカーの想定です。1〜2歳のうちは、数を数える練習というより指先遊びの延長として付き合う、くらいの位置づけで考えるとちょうどいいと思います。逆に、5〜6歳になると数シートを使った数字と数のマッチング、たし算・ひき算の土台づくりまで発展できるので、年齢によって遊び方の幅が変わるおもちゃです。

NEW玉そろばん120で身につく「数の感覚」とは

「数の感覚」という言葉は漠然としていますが、玉そろばん120が育てようとしている力は次の3段階に分かれます。

  • 数唱(1〜120を声に出して数える):玉を1個ずつ動かしながら「1、2、3…」と数える基本動作。繰り返すことで120から先の数も規則的に言えるようになっていきます。
  • 数の並びの規則性への気づき:10のまとまりごとに玉の色が変わる作りになっているため、「10が2つで20」「10が12個で120」という位取りの感覚を、計算式より先に視覚と動作で覚えられます。
  • たし算・ひき算の土台:数の並びが分かってくると、「3から5進むといくつになるか」を玉の移動で確認できるようになり、就学後の繰り上がり・繰り下がり計算につながる素地ができます。

一般的な100均や他社の数え玉そろばんは100までのものが多く、玉そろばん120は120まで数えられる点と、数シート・ガイドブックが付属している点が差別化ポイントです。100を超える数を扱えるため、年長〜小学校低学年になっても使い続けられる期間が長めなのも特徴です。

タブレット教材の数字アプリと迷う家庭もありますが、玉そろばんは画面を見ずに、手を動かした分だけ数が進むという実感を得られる点が異なります。数字とタッチ操作だけで完結するデジタル教材より前の段階、つまり「数える」という行為そのものを体に覚えさせる時期に向いている道具です。

他の知育玩具との比較

「数の感覚」を育てるおもちゃは玉そろばんだけではありません。将棋やブロックなど、育つ力の方向性が違う知育玩具と並べて整理します。

項目 玉そろばん120 スタディ将棋 レゴクラシック
価格(税込) 4,730円 4,950円 4,980円〜(セットによる)
対象年齢 3歳以上 5歳以上 4歳以上
主に育つ力 数の並び・位取りの感覚 先を読む力・集中力 創造力・空間認識
遊び方の形式 玉を動かしながら声に出す 駒を動かして対局する ブロックを組み立てる

※スタディ将棋・レゴクラシックの価格は各商品の公式サイト参考価格(2026年8月時点)です。時点が異なるため、購入時は必ず各公式サイトで最新価格を確認してください。

まりさん

同じくもん出版でも、将棋は対象年齢が5歳以上なんですね。うちの子は年中だから、まずは玉そろばんの方が合ってそうです。

高橋先生

そうですね。くもん NEWスタディ将棋は「先を読んで考える力」を育てるおもちゃなので、対象年齢が3歳以上の玉そろばん120とは狙いが違います。数字そのものへの興味を育てたい今の時期は玉そろばん、年齢が上がって「考えて手を動かす」段階に進んだら将棋、という順番で考える家庭も多いです。組み立てて遊ぶ創造力を伸ばしたいならレゴクラシックという選択肢もあります。1つのおもちゃに絞る必要はなく、育てたい力に応じて使い分けるのが現実的です。

玉そろばん120のメリット・デメリット

メリット

  • 120まで数えられる:100までの一般的な玉そろばんより長く使え、就学前後まで対応できる
  • 数シート・ガイドブック付き:遊び方に迷わず、数字と数のマッチングまで一式で始められる
  • 視覚と動作で位取りが理解できる:10ごとの色分けで、計算式より先に数の構造を体感できる
  • 指先の運動にもなる:玉をはじく動作が細かい手指の動きの練習にもなる

デメリット・注意点

  • 本体裏面の紙が傷みやすいという声がある:乱暴に扱うと数シートを貼る面が傷みやすい傾向が報告されています
  • 1〜2歳には本来の使い方が早い:指先遊びとしては使えても、数唱を目的とした対象年齢は3歳以上
  • デザインはシンプル:キャラクターものではないため、見た目の派手さを求める子には響きにくい場合がある

こんな家庭に向いている・向いていない

向いている家庭は、数字への興味が出てきた3歳前後のお子さんがいる家庭、就学前に「数の感覚」を計算ドリルより先に遊びの中で育てたい家庭です。100均の玉そろばんで物足りなさを感じている家庭にも、120まで数えられる分だけ長く使えます。

高橋先生

一方で、まだ数字そのものに興味を示していない1〜2歳のお子さんには、今すぐ揃えなくても大丈夫です。指先の運動をさせたいだけなら、他の知育玩具でも代用できます。知育玩具全般の選び方に迷っている場合は、知育玩具は本当に効果があるの?月齢別の選び方も参考にしてください。

よくある質問

Q. 何歳から使えますか?

A. くもん出版の公式対象年齢は3歳以上です。1〜2歳の場合は、数唱としてではなく指先遊びとして触らせる程度にとどめるのが現実的です。

Q. 100玉そろばんとの違いは何ですか?

A. 一般的な玉そろばんは100までの製品が多いのに対し、本製品は120まで数えられます。数シートとガイドブックが付属している点も違いです。

Q. どこで買うのが安いですか?

A. くもん出版の公式価格は4,730円(税込)ですが、ECサイトによって実売価格に差があります。購入前に複数サイトで価格を比べることをお勧めします。

Q. 小学校に上がったらもう使いませんか?

A. 120までの数を扱えるため、たし算・ひき算の土台づくりとして小学校低学年でも使い続けられます。繰り上がり・繰り下がりの理解が進むまでは活用できます。

Q. 兄弟姉妹で年齢差がある場合、1台で共有できますか?

A. 対象年齢の異なる兄姉・弟妹がいる家庭でも、下の子は指先遊び、上の子は数シートを使った数字と数のマッチングというように、遊び方を分けて1台を共有している家庭もあります。ただし数シートは2枚しか付属していないため、同時に別の数字を練習したい場合は買い足しが必要になることがあります。

まとめ:こんな家庭におすすめ

くもんの玉そろばん120は、公式の対象年齢が3歳以上、価格は4,730円(税込、2026年9月時点)の知育玩具です。120まで数えられる分、一般的な100までの玉そろばんより長く使え、数唱を通じて数の並びの規則性やたし算・ひき算の土台となる感覚を育てられます。数字への興味が出てきた3歳前後のお子さんがいる家庭には向いていますが、1〜2歳ではまだ本来の使い方には早いため、指先遊び程度に留めておくのが安全です。

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