
静岡市に住んでいて、今妊娠中なんです。「市から出産祝い金がもらえる」と聞いたんですが、調べてみたら「出産・子育て応援給付金」という名前で出てきたり、「妊婦のための支援給付」という名前で出てきたり…。どっちが正しいのか、いくらもらえるのか分からなくて困っています。
静岡市に「出産祝い金」という名前の制度そのものはありませんが、妊娠・出産のタイミングで現金を受け取れる制度はあります。現在の正式名称は「妊婦のための支援給付」で、以前は「出産・子育て応援給付金」と呼ばれていました。令和7(2025)年4月1日に制度が切り替わったので、どちらの名前で検索しても同じ制度にたどり着きます。この記事では、静岡市の公式情報をもとに、支給額の内訳、対象になる人、申請のタイミング、振込時期まで数字で説明します。
静岡市の「出産祝い金」の正体は妊婦のための支援給付
静岡市公式ホームページ「妊婦のための支援給付」のページには、「令和7(2025)年4月1日から、『妊婦のための支援給付』が始まりました。すべての妊婦さんと子育て家庭が、安心して出産・子育てできるように、合計10万円の経済的支援を行います」と記載されています(2026年9月30日更新)。この「妊婦のための支援給付」は、国の制度として全国の市区町村が実施しているもので、こども家庭庁の資料では、令和4年度から実施されてきた「出産・子育て応援交付金」(出産・子育て応援給付金)が、令和7年度から子ども・子育て支援法に基づく法定の給付として制度化され、名称が「妊婦のための支援給付」に変わったと説明されています。つまり「出産祝い金」「出産・子育て応援給付金」という呼び方は、現在の「妊婦のための支援給付」を指していることがほとんどです。
給付額はいくら?1回目・2回目の内訳
合計10万円は、妊娠中と出産後の2回に分けて支給されます。こども家庭庁の自治体職員向けQ&A(令和7年10月10日版)では、「妊娠に着目した支援給付であるため、妊娠に対して5万円、妊娠しているこどもの人数に応じて5万円を支給することになります。双子を妊娠している場合は、計15万円が支給されます」と説明されています。
| 支給回 | 対象者 | 申請案内のタイミング | 金額 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 令和7(2025)年4月1日以降に妊娠届出をした妊婦 | 妊娠届出時 | 5万円 |
| 2回目 | 令和7(2025)年4月1日以降に出産した産婦(妊婦) | 産後の「こんにちは赤ちゃん訪問」時 | 妊娠した子ども1人あたり5万円 |
2回目の給付額は「妊娠した子ども1人あたり」で計算されるため、単胎(子ども1人)なら1回目・2回目を合わせて合計10万円、双子なら5万円+5万円×2人で合計15万円です。※金額・算定方法は静岡市公式ホームページに2026年9月30日時点で掲載されている内容と、こども家庭庁が示す全国共通の算定基準(令和7年10月10日版Q&A)に基づいています。制度の詳細は見直される可能性があるため、実際に申請する際は静岡市こども未来局こども家庭福祉課母子保健係(054-221-1574)で最新情報を確認してください。
2回に分かれているんですね。1回目は妊娠届を出したとき、2回目は生まれてからということですよね。流産や死産をしてしまった場合はどうなるんでしょうか。
そこも静岡市の公式ページに明記されています。対象になる人の条件を見てみましょう。
対象になる人・条件
静岡市公式ページでは、1回目の対象を「令和7(2025)年4月1日以降に妊娠届出をした妊婦」、2回目の対象を「令和7(2025)年4月1日以降に出産した産婦(妊婦)」としています。あわせて、「令和7(2025)年4月1日以降に、流産・死産・人工妊娠中絶をされた方も、1回目及び2回目の給付対象となります」と明記されており、妊娠届を出していない場合でも、医療機関が発行する「妊娠の届出」または「妊婦給付認定用診断書」を各区役所健康支援課に持参すれば、1回目・2回目の申請手続きの案内を受けられます。すでに妊娠届を出している場合は、「母子健康手帳」または「身分証明書」を持って各区役所健康支援課に行けば、2回目の申請手続きの案内を受けられます。
申請方法・タイミング
申請は2回の面談・訪問のタイミングに合わせて案内されます。
- 1回目(妊娠届出時):妊娠届出の面談時に、申請手続きの案内を受けます。
- 2回目(こんにちは赤ちゃん訪問時):出産後に行われる「こんにちは赤ちゃん訪問」の際に、申請手続きの案内を受けます。
静岡市では、妊娠から出産・子育て期までの一貫した「伴走型相談支援」を実施しており、妊娠後期(8か月頃)訪問や1歳・2歳児訪問とあわせて、不安や悩みを保健師・助産師などに相談できる体制になっています。給付金の申請はこの相談支援の機会と組み合わせて案内される仕組みです。
振込時期はいつ?
静岡市公式ページでは、「本給付金の振込時期は、給付審査においてデータ化された妊娠届出情報等との突合を行う都合上、【申請受付月の2か月後の月末】以降となります」と説明されています。振込予定日については、対象者にはがき(妊婦支援給付金支払い通知書)を発送することで案内されます。申請内容に不備等があった場合には、電子メールや電話で確認の連絡が入ることがあります。
「出産育児一時金」とは別の制度です
出産に関する給付金としてよく名前が挙がるものに「出産育児一時金」があります。妊婦のための支援給付とは目的も財源も別の制度なので、ここで整理しておきます。静岡市公式ページによると、静岡市の国民健康保険(国保)に加入している人が出産したときは、出産育児一時金として支給額50万円が支給されます(妊娠12週以上の死産・流産の場合を含む)。申請窓口は各区役所保険年金課(葵区役所保険年金課保険第2係:054-221-1070など)で、妊婦のための支援給付の窓口(こども家庭福祉課母子保健係)とは別です。社会保険等に加入している場合は、それぞれの健康保険組合が窓口になります。「出産にはいくら公的な支援があるのか」を把握したいときは、出産育児一時金(原則50万円)と妊婦のための支援給付(単胎で10万円)の両方を合わせて考える必要があります。
よくある質問
Q. 双子・三つ子の場合、給付額はいくらになりますか?
1回目の5万円は妊婦1人につき1回のみですが、2回目は「妊娠している子どもの数×5万円」で計算されます。こども家庭庁のQ&Aでは、双子の場合は1回目5万円+2回目10万円で「計15万円が支給されます」と明記されています。三つ子の場合は1回目5万円+2回目15万円で合計20万円になります。
Q. 流産・死産・人工妊娠中絶の場合も対象になりますか?
静岡市公式ページでは「令和7(2025)年4月1日以降に、流産・死産・人工妊娠中絶をされた方も、1回目及び2回目の給付対象となります」と明記されています。個別の状況によって必要な書類が異なるため、こども未来局こども家庭福祉課母子保健係(054-221-1574)または各区役所健康支援課へ確認することをすすめます。
Q. 令和7年3月31日までに妊娠届を出した場合はどうなりますか?
本記事で確認できた静岡市公式ページには、令和7年4月1日より前の妊娠届出・出産に関する経過措置の詳細記載はありません。こども家庭庁のQ&Aでは、全国共通の考え方として、令和7年3月31日までに出産した場合は「出産・子育て応援交付金」(旧制度)の対象、令和7年4月1日以降に妊娠している場合は新制度「妊婦のための支援給付」の対象と整理されています。該当する可能性がある場合は、こども未来局こども家庭福祉課母子保健係(054-221-1574)に直接確認してください。
Q. 給付されたお金の使い道に決まりはありますか?
本記事で確認できた静岡市公式ページには、使い道を限定する記載はありません。現金給付のため、ベビー用品の購入や通院の交通費、産後の生活費など、家庭の状況に応じて使えます。
まとめ:2回の届出・訪問のタイミングを逃さない
「出産祝い金」ではなく「妊婦のための支援給付」という制度で、妊娠届出時に5万円、出産後に子どもの数×5万円がもらえる、ということがよく分かりました。名前が変わっていたことも知らなかったので、調べてよかったです。
そのとおりです。金額や手続きの詳細は見直される可能性があるので、実際に申請する際は静岡市こども未来局こども家庭福祉課母子保健係(054-221-1574)で最新の情報を確認してください。出産後は医療費助成や入学準備の助成、保育料の軽減など、続けて使える制度がいくつもあります。この給付金で受け取ったお金の使い道として、将来の教育資金の準備を考え始める家庭も多いので、あわせて次の記事も参考にしてください。
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