
神戸市在住で保育園にお子さんを預けている、またはこれから預ける方にとって、保育料は毎月の家計に直結する項目です。神戸市では3〜5歳児クラスの保育料が原則無料になる一方、0〜2歳児クラスは世帯の市町村民税所得割課税額に応じて決まります。さらに、きょうだいがいる世帯には「多子軽減」、ひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯には副食費の免除措置があります。この記事は2026年8月時点で神戸市が公表している2026年度の公式情報(2026年7月21日更新)を基に、それぞれの制度の対象条件を整理します。
来年、下の子を保育園に預ける予定なんですが、上の子(3歳)がすでに保育園に通っています。上の子の保育料は無料になったと聞いたんですが、下の子が入園したらいくらかかるのか分からなくて…。二人目だと安くなるとも聞いたんですが、実際どのくらい違うんでしょうか。
神戸市の保育料は、3〜5歳児クラスが無料、0〜2歳児クラスだけ世帯の市町村民税所得割課税額をもとに決まる仕組みです。そこにきょうだいの人数に応じた「多子軽減」と、ひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯向けの副食費免除が重なります。今日は保育料の基本の仕組み、多子軽減の数え方、ひとり親家庭等の軽減、給食費(副食費)の実費負担の4つを順番に確認していきましょう。
神戸市の保育料の基本:3〜5歳は無料、0〜2歳は市町村民税所得割課税額で決まる
神戸市の保育料は、子どもの年齢によって大きく2つに分かれます。3〜5歳児クラスの子どもと、住民税非課税世帯の0〜2歳児クラスの子どもは、幼児教育・保育の無償化の対象で保育料が無料です。対象施設は認可保育所・認定こども園・地域型保育などです。
一方、住民税非課税世帯にあたらない0〜2歳児クラスの子どもは、世帯の市町村民税所得割課税額に応じた保育料がかかります。判定は、子どもと同一世帯に属する父母、および父母以外で家計の主宰者となる方のすべての市町村民税額を合算して行われます。神戸市は保護者の所得に応じて階層区分を設け、階層ごとの月額を「利用者負担額表」として公表しています。具体的な階層区分と月額は世帯の所得によって変わるため、正確な金額は神戸市公式サイトの利用者負担額表で世帯ごとに確認する必要があります。
うちの3歳の子はもう保育料がかからないということですね。来年入る下の子(0歳)が対象になるということでしょうか。
はい、その理解で合っています。3歳のお子さんは保育料そのものはかかりませんが、後で説明する「多子軽減」の数え方には年齢にかかわらず関わってきます。0歳の下のお子さんは、世帯の市町村民税所得割課税額に応じた保育料がかかる対象です。まずは基本の保育料が決まったうえで、そこに多子軽減が適用される、という順番で考えると分かりやすいです。
多子軽減:所得制限なしで第2子は半額、第3子以降は無償
神戸市では、0〜2歳児クラスの保育料について、すべての世帯で第2子は半額、第3子以降は無償になります。所得制限はなく、認可保育所・認定こども園・幼稚園など施設種別を問わず対象です。カウントの方法は、同一世帯に属し生計を一にするきょうだいのうち、最年長の子どもから順に数え、その中で2番目にあたる子どもが第2子、3番目以降にあたる子どもが第3子以降という扱いです。保育施設等の利用の有無や年齢は問われません。
進学などで別居しているお子さんや18歳を超えたお子さんがいる世帯でも、そのお子さんを扶養している場合は、必要書類を提出することで扶養順の子として数えられる場合があります。
| 順位 | 0〜2歳児クラスの保育料 | 所得制限 |
|---|---|---|
| 第1子 | 世帯の市町村民税所得割課税額に応じた通常額 | ― |
| 第2子 | 通常額の半額 | なし |
| 第3子以降 | 無償 | なし |
うちの場合、3歳の上の子が第1子、来年入る0歳の下の子が第2子ということですね。上の子はもう保育料がかからないのに、それでもカウントの対象になるんですか?
はい、その数え方で合っています。3歳の上のお子さんは無償化ですでに保育料がかかりませんが、同一世帯で生計を一にするきょうだいとして年齢にかかわらず第1子にカウントされ、0歳の下のお子さんが第2子となります。ですので下のお子さんの保育料は、通常額の半分になります。もし3人目が生まれれば、その子は第3子として保育料が無償になります。所得制限がないので、世帯の収入にかかわらずこの軽減が受けられる点は神戸市の制度の特徴です。
ひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯の軽減:副食費が免除に
3〜5歳児クラスは保育料そのものは無償化されていますが、給食の食材料費にあたる副食費(おかず・おやつ代)は原則として実費負担です。神戸市では、市民税の所得割合算額が57,700円未満の世帯の児童は副食費が免除されますが、ひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯は、この基準が77,100円以下まで広がります。加えて、すべての世帯の第3子以降の児童は、所得にかかわらず副食費が免除されます。
| 世帯区分 | 副食費免除の所得基準(市民税所得割合算額) |
|---|---|
| 通常世帯 | 57,700円未満 |
| ひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯 | 77,100円以下 |
| すべての世帯の第3子以降の児童 | 所得を問わず免除 |
ひとり親家庭だと保育料そのものも安くなるんでしょうか。それとも副食費だけが対象ですか?
神戸市公式サイトの利用者負担額のページで確認できるのは、ひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯向けの軽減としては、3〜5歳児クラスの副食費免除の基準が広がるという内容です。0〜2歳児クラスの保育料そのものについては、多子軽減(第2子半額・第3子以降無償)がすべての世帯に適用される仕組みで、ひとり親家庭だから保育料の階層が別枠になるという記載はありません。世帯の状況によって他の軽減が組み合わさる可能性もあるので、該当しそうな場合は区の担当窓口に相談して確認してください。
給食費(主食費・副食費)の実費負担はいくら?
神戸市の公立保育所の場合、給食費は月5,600円(主食費1,100円+副食費4,500円)です。3〜5歳児クラスは保育料自体が無料なので、この給食費が実費負担の中心になります。副食費の免除対象になる世帯は、副食費4,500円が免除され、主食費1,100円のみの負担です。0〜2歳児クラスは給食費が保育料に含まれているため、別途の実費負担はありません。私立施設の給食費は施設ごとに定める額のため、公立保育所の金額と異なる場合があります。
| 区分 | 月額の目安(公立保育所) |
|---|---|
| 免除対象外の世帯(3〜5歳児クラス) | 5,600円(主食費1,100円+副食費4,500円) |
| 免除対象の世帯(3〜5歳児クラス) | 1,100円(主食費のみ、副食費4,500円は免除) |
| 0〜2歳児クラス | 保育料に含まれるため実費負担なし |
申請方法・問い合わせ先
保育料の階層区分は、保育所等の入所手続きで提出する書類と市町村民税情報をもとに区の担当窓口が判定します。多子軽減やひとり親家庭・在宅障害児(者)世帯の軽減も、世帯状況の申告と必要書類の提出が前提です。次のようなタイミングでは、早めに区の窓口へ相談してください。
- 出産などできょうだいの人数(多子軽減の数え方)が変わった場合
- 離婚・死別などでひとり親家庭に該当・非該当になった場合
- 進学などで別居しているお子さんを扶養に入れる場合
- 世帯の市町村民税額が確定し、階層区分の見直しが必要な場合
制度の詳細・最新の運用は神戸市公式サイトの「保育認定を受けた子どもに係る利用者負担額(保育料)」のページ、または各区の保育担当窓口で必ず確認してください。
よくある質問
Q. 3〜5歳児クラスの保育料は本当に無料ですか?
A. はい、幼児教育・保育の無償化により、認可保育所・認定こども園・地域型保育などを利用する3〜5歳児クラスの保育料は無料です。ただし給食の副食費(主食費・副食費)は原則として実費負担で、免除の対象になる世帯のみ副食費が免除されます。
Q. 多子軽減の「きょうだい」に年齢の上限はありますか?
A. 神戸市の多子軽減は年齢を問いません。同一世帯に属し生計を一にするきょうだいのうち、最年長から順に数えて第2子は半額・第3子以降は無償です。18歳を超えたお子さんや別居しているお子さんでも、扶養関係があり必要書類を提出すれば、扶養順の子として数えられる場合があります。
Q. ひとり親家庭は保育料そのものが安くなりますか?
A. 神戸市公式サイトで確認できるのは、3〜5歳児クラスの副食費免除の所得基準が、通常世帯の57,700円未満からひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯では77,100円以下まで広がるという内容です。0〜2歳児クラスの保育料は、ひとり親家庭かどうかに関わらず市町村民税所得割課税額に応じて決まります。
Q. 給食費が丸ごと無料になる世帯はありますか?
A. 第3子以降の児童は所得にかかわらず副食費が免除されます。免除対象でも主食費1,100円(公立保育所の場合)は別途負担が必要です。
まとめ:神戸市の保育料と減免制度のポイント
- 3〜5歳児クラスの保育料は無料、住民税非課税世帯は0〜2歳児クラスも無料
- それ以外の0〜2歳児クラスは、世帯の市町村民税所得割課税額に応じた階層区分で決まる(正確な月額は公式の利用者負担額表を要確認)
- 多子軽減は所得制限なしで、第2子は半額・第3子以降は無償。きょうだいのカウントは年齢を問わない
- ひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯は、3〜5歳児クラスの副食費免除の所得基準が77,100円以下まで広がる
- 公立保育所の給食費は月5,600円(主食費1,100円+副食費4,500円)、免除対象は主食費1,100円のみ負担
うちの下の子は第2子で半額の対象になると分かって、少し安心しました。3〜5歳になれば保育料もかからなくなるんですね。
そうですね。保育料の負担が見えてきたら、その分を貯金に回すだけでなく、小学校以降にまとまってかかる教育費の準備を早めに考えておくのもおすすめです。学資保険が本当に必要かどうかを整理した記事や、小学生の通信教育の費用相場をまとめた記事も参考にしてみてください。
神戸市の保育料は、3〜5歳児クラスが無料、0〜2歳児クラスは市町村民税所得割課税額に応じた階層区分で決まる仕組みです。多子軽減は所得制限なしで第2子半額・第3子以降無償、ひとり親家庭・在宅障害児(者)のいる世帯は副食費免除の所得基準が広がります。制度の詳細・最新の運用は神戸市公式サイト「保育認定を受けた子どもに係る利用者負担額(保育料)」で必ずご確認ください(2026年8月時点、2026年7月21日更新の情報です)。
神戸市の子育て世帯向け助成については、神戸市の子どもの医療費助成をまとめた記事や、神戸市の入学準備費用の助成を整理した記事もあわせてご覧ください。教育資金の準備を並行して考えたい方は、学資保険は本当に必要なのか整理した記事や、小学生向け通信教育の費用相場を比較した記事も参考にしてください。