相模原市の入学準備、助成金はもらえる?2026年、就学援助制度を解説

ランドセルに制服、体操服に上履き…小学校入学の準備は何かとお金がかかります。相模原市には、経済的に負担が大きい世帯向けに入学準備費用の一部を支給する「就学奨励金(就学援助)」制度があります。この記事では2026年10月時点の相模原市公式情報を元に、対象になる世帯の条件、もらえる金額、そして今まさに申請受付が始まっているタイミングについて整理します。

まりさん

来年の春、うちの子が小学校に入学予定なんです。ランドセルや制服のことを調べ始めたら、想像以上にお金がかかりそうで…。相模原市に「就学援助」という制度があるらしいと聞いたんですが、正直どんな制度なのかよく分かっていません。

高橋先生

相模原市では「就学奨励金(就学援助)」という名称で、経済的な理由で就学が難しい世帯に学用品費や給食費などを支給する制度を実施しています。中でも入学準備に直結するのが「新入学児童生徒学用品費」という費目です。実は2027年4月に小学校へ入学予定の方は、ちょうど今(2026年10月以降)が入学前支給の申請受付期間にあたります。対象条件、支給額、申請期限を一緒に確認していきましょう。

就学奨励金(就学援助)とは

就学奨励金(就学援助)は、生活保護世帯に準ずる程度に経済的に困窮している世帯を対象に、相模原市立の小中学校に通う(通う予定の)子どもの保護者に学用品費・給食費・新入学学用品費などを支給する制度です。相模原市教育委員会が実施しており、次のいずれかに該当する世帯が対象になります。

  • 生活保護が停止・廃止になった世帯
  • 児童扶養手当を受けている世帯
  • 障害があるひとり親世帯等で、個人市民税・県民税が非課税の世帯
  • 上記に該当しなくても、世帯の総所得額が市の定める所得基準額以下の世帯

最後の「所得基準による判定」に該当するかどうかで迷う家庭が多いところです。相模原市の公式ページによると、令和8年8月分〜令和9年7月分に適用される所得基準額(年間総所得額)の目安は、世帯人数によって次のように示されています。

世帯人数 総所得額の目安(所得基準額)
2人世帯 約256万円
3人世帯 約307万円
4人世帯 約353万円
5人世帯 約384万円
6人世帯 約439万円

※あくまで目安の金額です。実際の所得基準額は世帯構成・年齢・家賃などの条件で個別に計算されます。表の金額を超えていても、個別の事情によって認定される場合があるため、基準額に近い、あるいは超えている場合でも申請自体はできます。なお、特別支援学級に通う子どもを対象とした「特別支援教育就学奨励費」は所得基準の考え方が異なる別制度のため、本記事の対象には含めていません。

まりさん

うちは共働きなので、この基準額を超えているかもしれません。それでも申請していいものなんでしょうか?

高橋先生

はい、申請自体は制限されていません。表の金額はあくまで目安で、実際の判定は世帯構成や家賃の負担などを踏まえて個別に行われます。「たぶん対象外だろう」と自己判断で諦めず、入学予定の学校や相模原市の学務課に一度相談してみることをおすすめします。

入学準備で使える「新入学児童生徒学用品費」はいくら?

就学奨励金にはいくつかの費目がありますが、入学準備に直結するのが「新入学児童生徒学用品費」です。ランドセル・制服・体操服・上履きなど、入学時にまとめて必要になる費用への支給という位置づけになっています。相模原市の令和8年度の情報では、支給額は次の通りです。

費目 小学校 中学校 支給の位置づけ
新入学児童生徒学用品費(1年生のみ) 64,300円 81,000円 入学時に1回のみ
学用品費・通学用品費 学年により月額3,876円〜8,336円程度 同左 在学中、継続的に支給
学校給食費 現物給付(保護者の実費負担なし) 同左 在学中、継続的に支給
修学旅行費・校外活動費 実費相当 実費相当 実施後に支給
通学費・めがね等購入費 実費(めがねは上限5,000円) 同左 該当者のみ

※金額は相模原市公式サイト掲載の令和8年度情報(2026年10月時点確認)に基づきます。中学校の新入学児童生徒学用品費81,000円は、令和8年度から増額改定されたものです。就学奨励金の支給額は毎年度見直される可能性があるため、実際に申請する年度の最新情報を相模原市公式サイトで必ず確認してください。

まりさん

新入学児童生徒学用品費が6万円台というのは、正直かなり助かる金額です。これはランドセルや制服の実費を証明しないともらえないんでしょうか?

高橋先生

いいえ、レシートの提出などは求められません。新入学児童生徒学用品費は定額支給で、認定を受けた世帯に一律の金額が支払われる仕組みです。ランドセルや制服にいくら使ったかにかかわらず、決まった金額が支給されます。

2027年4月入学なら、今が「入学前支給」の申請タイミング

新入学児童生徒学用品費の受け取り方には、大きく分けて2つのタイミングがあります。この違いを知らないまま入学準備の時期を過ぎてしまうと、前倒しでの受け取りができなくなるので注意してください。

入学前支給(前倒し)

相模原市では、入学前支給の制度が導入されています。2027年4月に小学校へ入学予定の子どもについては、2026年10月から申請受付が始まっており、申請期限は2026年12月18日必着です。支給額は64,300円で、入学式より前に振り込まれます。申請書は、就学時健康診断の通知書に同封される申請用紙(桃色の用紙など)を使い、相模原市学務課(就学支援班)へ郵送または持参する形で提出します。

なお、2026年4月に中学校へ入学した子どもについては、新入学児童生徒学用品費81,000円の入学前支給が令和8年2月27日に支給されており(申請期限は令和8年1月30日必着)、すでに受付は終了しています。前年度に就学奨励金の交付決定を受けている世帯は、中学校入学前支給について改めての申請が不要な場合もあります。

通常の就学奨励金(入学後の申請)

入学前支給の申請時期を逃した場合や、入学後に家計状況が変わった場合は、入学後の就学奨励金として申請できます。こちらは入学後から随時受付で、申請した時点から対象になります。

まりさん

12月18日が期限だと聞くと、ちょっと焦ります。もし申請を迷っていて期限を過ぎてしまったらどうなりますか?

高橋先生

入学前支給の期限を過ぎても、新入学児童生徒学用品費そのものがもらえなくなるわけではありません。入学後に通常の就学奨励金として申請すれば、入学後のタイミングで支給を受けられます。ただ、入学前に振り込まれる方がランドセルや制服の購入費用に充てやすいのは確かなので、迷っている場合は早めに通学予定の学校か学務課に相談することをおすすめします。

申請方法・必要書類・問い合わせ窓口

就学奨励金の申請書は、入学前支給の場合は就学時健康診断の通知書に同封される形で配布されます。通常の就学奨励金の場合は、在学中の学校で申請書を受け取れます。

申請に必要な書類は主に次の通りです。

  • 就学奨励金(就学援助)申請書(通知書に同封、または学校で配布)
  • 申請理由を証明する書類(個人市民税非課税証明書、児童扶養手当証書の写しなど、該当する要件に応じたもの)
  • 保護者名義の銀行口座が分かるもの

制度の詳細や個別の状況の確認は、相模原市教育委員会学務課(就学支援班)に問い合わせられます。窓口は中央区中央2-11-15 市役所第2別館5階、電話042-769-9262です。

まりさん

申請理由を証明する書類というのが少し不安です。うちの場合、何を用意すればいいか事前に相談できますか?

高橋先生

必要書類は該当する要件によって変わるので、事前に学務課や入学予定の学校に電話で確認しておくのが確実です。市民税非課税を理由にする場合と、所得基準による判定を希望する場合とでは、用意する書類が異なることもあります。窓口で「新入学児童生徒学用品費の入学前支給を検討している」と伝えれば、必要な書類を案内してもらえます。

こんな家庭が対象になりやすい・なりにくい

就学奨励金は「生活保護世帯に準ずる」水準の困窮世帯を想定した制度です。市民税非課税世帯や児童扶養手当受給世帯は要件に明記されているため対象になりやすい一方、共働きで一定の収入がある世帯は、所得基準額との比較次第で判定が分かれます。

まりさん

正直、うちが対象になるのかならないのか、表の金額を見ただけでは判断できません。

高橋先生

それで問題ありません。所得基準額は世帯人数・年齢構成・家賃などで個別に計算されるため、表の金額はあくまで目安です。「対象外かもしれない」と決めつけて申請しないより、まずは申請書を出してみる家庭の方が結果的に多いくらいです。判定は市が行うので、迷った時点で入学予定の学校や学務課に相談することをおすすめします。

よくある質問

Q. 新入学児童生徒学用品費だけを申請することはできますか?

A. 新入学児童生徒学用品費は就学奨励金制度の中の一費目という位置づけです。就学奨励金の対象として認定されると、新入学児童生徒学用品費に加えて学用品費や給食費なども合わせて対象になります。単独で申請する制度ではありません。

Q. きょうだいが同時に入学・進級する場合、それぞれ申請が必要ですか?

A. 就学奨励金は児童生徒1人ごとに認定される制度です。きょうだいがそれぞれ小学校・中学校に在籍・入学する場合は、それぞれについて申請書の提出が必要になります。学校が別々の場合は提出先も分かれるので、事前に確認しておくと手間が減ります。

Q. 入学前支給の申請期限(2026年12月18日)を逃したらもう受け取れませんか?

A. 前倒しでの受け取りはできなくなりますが、入学後の通常の就学奨励金として新入学児童生徒学用品費を申請できます。入学前支給の時期を逃した場合は、入学後になるべく早く学校に相談してください。

Q. 私立小学校に入学する場合も対象になりますか?

A. 就学奨励金制度の対象は相模原市立小中学校に就学する(予定の)児童生徒です。私立小学校は原則として対象に含まれていません。私立小学校の学費負担に関する支援制度がないか知りたい場合は、相模原市の窓口に別途確認してください。

Q. 制度の内容は毎年同じですか?

A. 支給額や所得基準額の目安、申請期間は年度によって見直される可能性があります。この記事の金額は令和8年度(2026年10月時点)の相模原市公式サイト掲載情報を基にしているため、実際に申請する年度の最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

まとめ:入学前支給は申請期限が決まっている、まず相談することから

まりさん

対象になるかどうか自分では判断しきれない部分もありましたが、6万円台の支給があって、しかも今が申請の受付期間だと分かっただけでも見通しが立ちました。12月18日の期限までに、入学予定の学校に一度相談してみます。

高橋先生

それが確実な進め方です。就学奨励金が対象外だった場合や、対象でも入学準備費用の全額はカバーしきれない場合に備えて、教育資金を別の形で準備しておく家庭もあります。学資保険が本当に必要かどうかを整理した記事や、相模原市の子ども医療費助成についてまとめた記事も、あわせて家計の見通しを立てる材料にしてみてください。

相模原市の就学奨励金(就学援助)制度は、経済的に困窮している世帯を対象に、入学準備に使える新入学児童生徒学用品費(小学校64,300円・中学校81,000円、令和8年度)をはじめ、学用品費や給食費、修学旅行費などを支給する制度です。2027年4月に小学校へ入学予定の子どもについては、2026年10月から12月18日まで入学前支給の申請を受け付けています。対象になるかどうかの最終的な判定は世帯状況によって個別に行われるため、迷った場合はまず入学予定の学校や相模原市教育委員会学務課(就学支援班、042-769-9262)に相談することをおすすめします。制度の詳細・最新の金額や申請期間は相模原市公式サイト「小・中学校就学費の援助(就学奨励金)」および「新入学児童生徒学用品費の入学前支給」のページで必ずご確認ください。

相模原市の子育て支援制度をあわせて知りたい方は相模原市の子ども医療費助成についてまとめた記事を、近隣自治体との違いを比較したい方は横浜市・川崎市・相模原市の子育て支援補助金比較記事を、入学準備以降の教育資金を考えたい方は学資保険は本当に必要なのか整理した記事もご覧ください。

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