
神戸市に住んでいて、来月妊娠届を出しに行く予定なんです。「出産祝い金がもらえる」ってママ友から聞いたんですが、正式には何という制度で、いくらもらえるのか調べてもよくわからなくて。
「出産祝い金」という名前の制度は神戸市にはありませんが、それに近いものとして「寄り添い給付金」という制度があります。国の「妊婦のための支援給付」を財源に、妊娠届出時と出産後の2回に分けて合計10万円を受け取れる仕組みです。今日は神戸市公式サイトの情報にそって、金額・対象条件・申請の流れを順番に整理していきますね。
神戸市「寄り添い給付金」の全体像
神戸市では、正式名称「妊娠・出産・子育て寄り添い支援事業」の一環として「寄り添い給付金」が支給されます。これは国が全国の自治体を通じて実施している「出産・子育て応援交付金」(旧・出産応援ギフト、子育て応援ギフト)の枠組みを、神戸市が独自の名称で運用しているものです。妊娠時に妊婦本人へ5万円、出産後に子ども1人あたり5万円が支給され、単胎の場合は合計10万円、双子の場合は妊娠時5万円+出産時10万円で合計15万円を受け取れます。
| 給付の種類 | 対象 | 金額 | 受け取れるタイミング |
|---|---|---|---|
| 寄り添い給付金/妊娠時 | 妊婦本人1人につき | 5万円 | 妊娠届出後 |
| 寄り添い給付金/出産時 | 産婦本人(子ども1人につき) | 5万円(双子は10万円) | 新生児訪問後 |
| 合計(単胎の場合) | — | 10万円 | — |
※2026年8月時点の情報です。制度内容・金額は変更になる場合があります。申請前に神戸市公式サイト(神戸市「妊娠・出産・子育て寄り添い支援事業」ページ)でご確認ください。
対象者と申請条件
対象になる人
神戸市公式サイトによると、次の条件に当てはまる方が対象です。
- 妊娠時給付金:妊娠届出時の面談を受けた時点で神戸市に住民票がある妊婦
- 出産時給付金:新生児訪問等の面談を受けた時点で神戸市に住民票がある産婦
所得制限はありません。また、2025年4月1日以降に医療機関で胎児の心拍確認後に流産・死産(人工妊娠中絶を含む)となった場合も、該当すれば両給付金の対象になると神戸市公式サイトに明記されています。
所得制限がないのは助かります。「面談を受けた時点で住民票がある」というのがポイントなんですね。
そのとおりです。妊娠届出は区役所・支所の保健福祉課の窓口で面談とセットになっているので、届出さえ済ませれば1回目の条件は自然にクリアできます。2回目は出産後の新生児訪問(保健師が自宅を訪ねる面談)が対象になるので、日程調整の連絡が来たら先延ばしにしないようにしてください。
申請の流れ
申請はオンラインで行い、神戸市の電子申請システム「e-KOBE」のアカウントが必要です。e-KOBEのアカウントを持っていない場合は、先に利用者登録を済ませてから申請に進みます。
1回目の申請(寄り添い給付金/妊娠時・5万円)
妊娠届出の際に区役所・支所の窓口で案内を受け取ります。案内に記載されたリンク(QRコード)からe-KOBEで申請します。
2回目の申請(寄り添い給付金/出産時・子ども1人あたり5万円)
出産後、新生児訪問等の面談を受けると、その場で申請案内を受け取ります。同じく案内に記載されたリンクからe-KOBEで申請してください。
神戸市公式サイトには「ご自身のご都合の良いタイミングで手続きしていただけます」とある一方、具体的な申請期限日数は案内資料に記載される形式のため、面談時に受け取る案内をその場で確認し、早めに手続きしておくと安心です。不明な点があれば、こども家庭局家庭支援課、またはお住まいの区役所・支所の保健福祉課に問い合わせてください。
物価高対応子育て応援手当は申請受付終了(参考情報)
神戸市ではこの寄り添い給付金とは別枠で、「物価高対応子育て応援手当」という子ども1人あたり2万円(1回限り)の手当も実施されていました。対象は2025年9月分の児童手当対象の高校生年代以下の子ども、または2025年9月1日〜2026年3月31日に生まれた子どもです。公務員以外は申請不要で児童手当の口座に自動振込され、公務員などの申請が必要な対象者向けの受付は2026年6月30日をもって終了しています。
2026年3月31日以降に生まれる子どもはこの手当の対象外です。これから出産を控えている方は、上で説明した「寄り添い給付金」が受け取れる主な給付金になります。
出産育児一時金も忘れずに
神戸市の「寄り添い給付金」とは別に、全国共通の制度として、健康保険に加入している方が出産した場合には「出産育児一時金」も受け取れます。
| 産科医療補償制度への加入 | 支給額 |
|---|---|
| 加入機関での出産 | 50万円 |
| その他の機関での出産 | 48万8千円 |
※令和5年4月1日以降の出産が対象(2026年8月時点)
多くの場合「直接支払制度」によって、出産した医療機関が加入する健康保険から直接受け取る仕組みになっているため、窓口でまとまった金額を立て替える負担が軽くなっています。出産費用がこの金額を下回った場合は、差額を後日申請して受け取れます。申請窓口は神戸市ではなく、加入している健康保険組合や協会けんぽ、国民健康保険(神戸市)などになります。
給付金を受け取った後の教育費計画
寄り添い給付金と出産育児一時金、あわせるとまとまった金額になりますね。育児用品の購入以外に、この機会に考えておいた方がいいことはありますか。
出産直後は消耗品や育児用品の出費がかさむので、給付金はまずそこに充ててかまいません。そのうえで余裕があれば、教育資金の準備を早めに始めておくという選択肢もあります。学資保険は0歳のうちから加入できる商品が多く、契約者・被保険者の年齢が若いほど月々の保険料を抑えやすい傾向があるためです。
学資保険は子どもが生まれてすぐのタイミングから加入できるものが多く、必要かどうか迷っている方は学資保険が本当に必要かどうかを解説したページも参考にしてください。返戻率の考え方については学資保険の返戻率についての解説ページでも詳しく触れています。
よくある質問
Q. 神戸市外の病院で出産した場合でも給付を受けられますか?
対象条件は「面談を受けた時点で神戸市に住民票があること」なので、出産する医療機関の所在地は問いません。ただし申請の案内・窓口は神戸市が発行します。
Q. 双子の場合、給付額はいくらになりますか?
寄り添い給付金/出産時は子ども1人につき5万円のため、双子なら出産時給付金だけで10万円、妊娠時給付金の5万円とあわせて合計15万円になります。三つ子以上の場合の扱いは、こども家庭局家庭支援課に直接確認してください。
Q. e-KOBEのアカウントがないと申請できませんか?
神戸市公式サイトの案内では、寄り添い給付金の申請にはe-KOBEアカウントが必要とされています。アカウントを持っていない場合は、案内に記載された手順でまず利用者登録を済ませてから申請に進みます。スマートフォンの操作が不安な場合は、区役所・支所の保健福祉課、またはこども家庭局家庭支援課に相談してください。
Q. 児童手当との併用はできますか?
はい、寄り添い給付金は児童手当とは別の制度なので併用できます。神戸市の児童手当の詳細は各区役所・支所の窓口でご確認ください。
まとめ:神戸市で出産を控えている方が受け取れる給付金
2026年8月時点で、神戸市で出産を控えている方が対象になる主な給付金は次のとおりです。
| 制度名 | 総額 | 申請窓口 |
|---|---|---|
| 寄り添い給付金(神戸市) | 10万円(双子は15万円) | 区役所・支所の窓口案内+e-KOBEオンライン申請 |
| 出産育児一時金(全国共通) | 48.8万円〜50万円 | 加入する健康保険の窓口 |
申請は妊娠届出時と出産後の2段階、いずれもe-KOBEでのオンライン申請が基本です。妊娠届出時の面談、出産後の新生児訪問時の面談を受けることが条件になっているので、案内を受け取ったタイミングで早めに手続きを進めておくと安心です。
流れがよくわかりました。まずは区役所に妊娠届を出して、面談を受けるところから始めます。
それが第一歩です。妊娠届出のときに出産後の給付金の流れもあわせて説明を受けられるので、聞き逃さないようにしてください。不明点があれば、こども家庭局家庭支援課や、お住まいの区の保健福祉課に問い合わせると詳しく教えてもらえますよ。
出産後の各種支援制度もあわせてご確認ください。神戸市の子ども医療費助成制度、入学準備費用の就学援助制度、保育料の多子世帯・ひとり親減免制度の解説も神戸市在住の方の参考になります。